中央アジアの乾燥地帯が舞台になっていると宮崎駿監督が公言した「風の谷のナウシカ」の舞台。
その噂される場所や腐海の謎の場所、調べました。
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laputajin
★「風の谷のナウシカ」とは
文明を崩壊させた「火の7日間」という最終戦争から1000年、激しく汚染された大地に
巨大な菌類の森「腐海」や、腐海を守る「蟲」と呼ばれる巨大昆虫たちが生息する
その荒廃した世界に強く生きる16才の女の子「ナウシカ」が主人公。
出典 Youtube
風の谷のナウシカ 予告★風の谷のナウシカの舞台/パキスタンのフンザ(Hunza)
中央アジアの乾燥地帯が舞台になっていると宮崎駿監督が公言した「風の谷のナウシカ」。
諸説ありますが、パキスタンの「フンザ(Hunza)」がそのモデルなのではないかと噂されています。
その雄大な景色は「風の谷」にふさわしい絶景。
フンザ(Hunza)」の雄大な景色
フンザは、パキスタン・イスラム共和国北西部ギルギット・バルティスタン州の
フンザ-ナガル県に位置する地域。
6000m、7000m級の山々に周囲を取り囲まれた痩せた土地に 雪解け水を利用した段々畑と、
石造りの簡素な家がぽつぽつと立ち並ぶ、小さな農村地帯。
春は杏、秋はポプラが色づく美しきパキスタンの秘境で”世界最後の桃源郷”とも言われています。
道中には標高4,000mにおよぶ難所もあるフンザへの道。それゆえに、視界いっぱいに広がる絶景を
目にした世界中の登山者やバックパッカーから「聖地」と称えられることもあるといいます。
パキスタンの北西部に位置するギルギット・バルティスタン州、フンザーナガル県にあるフンザ。
フンザへの道は首都イスラマバードから陸路でおよそ20時間です。険しい山岳地帯を時には
何日もかけなければ辿り着くことのできない、文字通りの「秘境」の地です。
★フンザガイド
パキスタンと中国新疆ウイグル自治区を結ぶアジア横断ルートの途中にある上に、
7000m級のパミール高原の山々が迫る辺境にあるため、登山目的の旅行者や外国人観光客が多い。
アジアを旅するバックパッカーには「伝説の地」、「桃源郷」と呼ばれるほど、景色がすばらしい。
自然豊かな村や谷は、4月になると杏の花でピンク色に埋め尽くされる。
フンザはパキスタン北西部に位置する地域で、1974年まで藩王国として存在していました。
「フンザ」とは弓矢を持つ人という意味があり、藩旗には弓矢が描かれています。
かっての藩主の居城であり、フンザの象徴でもあるバルチット・フォートは観光スポット
フンザとは谷の名前ですが、その中心地カリマバードの事をさす場合もあります。
ポタラ宮に似ているバルチット城
パキスタンはイスラムの国で、国民のほとんどがイスラム教徒。そのほとんどが、多数派であり
戒律の厳しいスンニ派に属しているが、フンザ地方では、イスマイリ派という、全体的に見ると
少数派の宗派が多数を占めている。
この宗派は、シーア派の流れを汲む一派で、比較的ゆるやかな戒律となっている。
酒類の入手が困難なパキスタンにおいては珍しく、フンザワインと呼ばれる飲料が旅行者の間の
隠れた名物となっている。そうした風土を愛して長期逗留する旅行者が少なくない。
以前は日本の旅行会社のツアー客も多数訪れていたがアメリカ同時多発テロ事件以降、訪問する観光客は減少傾向にある。
春から秋が観光シーズン
フンザ地方では、イスマイリ派という、全体的に見ると少数派の宗派が、多数を占めている。
この宗派は、シーア派の流れを汲む一派で、比較的ゆるやかな戒律となっている。
たとえば、1日5回のはずのお祈りも、3回でよいのだそうだ。
★日本からフンザへのアクセス
日本からイスラマバードへ
・パキスタン航空の直行便が東京から週2便運行
・タイ国際航空が東京・大阪・名古屋・福岡からバンコク乗換えで運行
▼イスラマバードから空路で
イスラマバードーギルギット間が毎日運行しています。ただし有視界飛行のため、フライトキャンセルがよくあります。
▼イスラマバードから陸路
カラコルムハイウェイ(KKH)を北上しベシャム、又はチラスで1泊。翌日の昼ごろにカリマバードに到着。
・路線バスの場合は、イスラマバードーギルギット間が運行していますが頻繁に土砂崩れが起きる
道路状況に影響されやすいため、荷物を沢山積んだ大型バスは撤去作業を待つ場合もあります。
フンザ地区
フンザ(パキスタン) 予算¥90000〜 弓矢の名を冠する最後の桃源郷。 風の谷のナウシカのモデルではないかとも言われている。 https://t.co/b3PLQPq8Cn
★『風の谷のナウシカ』と”腐海”
ナウシカには”腐海”というストーリーから絶対に外せない場所があります。
ここは、王蟲が住むところであり、人間が立ち入れないにも関わらず、しばしばナウシカが入り込んでいます。
この物語の節々に登場する”腐海”ですが、実際の地球にも”腐海”といわれる場所があります。
場所はクリミア半島ウクライナ、アゾフ海の干潟・・”腐海”のモデル シュワージュ!
腐海の森
腐海は、アゾフ海の西岸(ウクライナ領ヘルソン州、クリミア半島の北東海岸)に所在。
腐海の水深はごく浅い。いちばん深い場所でも3.5メートルほどしかなく、0.5から1メートルの底に足がつく
程度の場所がほとんどである。とても浅いために、夏になると腐海の海水は強く熱せられて腐った強くて
酷い悪臭を放つようになる。これが、各民族・各国語から「腐った海」・「腐海」を意味する名前でシュワージュと
呼ばれる理由になっている
深さが、0.5から1メートルの底に足がつく程度の場所がほとんど。
底質は分厚い「シルト」と呼ばれる砂より小さく粘土より粗い砕屑物から成っています。
それが厚さ5メートル以上で、所によっては10~15メートルも堆積しています。
★ピンクの腐海!?
夏季には、腐海の水位は目に見えて減少し、濃い海水から析出した塩類の層で覆われている。
この時期には塩でできた砂漠になりかけた状態になり塩分濃度の濃い場所で繁殖する
藻類のドナリエラ(Dunaliella salina)により腐海の水はピンク色または赤色になるそうです。
まるで地球ではないような世界が・・
神秘的なうつくしさ
この鮮やかな赤い色は褐色藻類によるもので、アゾフ海の水温が上昇したために
異常繁殖につながったそうです。更に南西からの風が岸に近い藻類を
拡大させ、海を真っ赤に染め上げた様子。
藻の異常繁殖が続けば、魚は死滅していき、黒海全体に被害が及ぶだろうと懸念されている。
アゾフ海は深さが0.9-4.0メートルと、世界で最も浅い海のひとつであり、ダムの建設の人工的な河川流量の減少や、
綿の大規模栽培により、汚染レベルが急上昇している。
ナウシカの腐海の世界に本当にならなければいいが・・
藻が収まればきれいな青い海に戻る。
★日本からのアクセス
・飛行機(乗継): 成田~イスタンブール~オデッサ トルコ航空 (約17時間)
自動車: オデッサ国際航空~腐海Sovetskyi(約6~7時間)
バス: 空港~オデッサ鉄道駅(約28分)
鉄道: オデッサ鉄道駅~Simferopol駅(約12~13時間)
バス: Simferopol駅~腐海Sovetskyi(約3時間)
アゾフ海